湿疹 同じ場所 繰り返す

湿疹(同じ場所 繰り返す)について

日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインでは、アトピー性皮膚炎を「増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患」と定義しています。かゆみのある湿疹がよくなったり悪くなったりを繰り返す状態であり、こうした症状に悩まされている方は少なくありません。
症状が出るたびに受診して処方された薬を塗るといった経験を繰り返している方もいらっしゃるかと思います。当院では、アトピー性皮膚炎や繰り返す湿疹にお悩みの方に、症状を抑えることも加え、繰り返さないように、ご自宅で出来る予防に関してもご提案しています。
アトピー性皮膚炎は症状に個人差が大きく、症状のあらわれる場所や程度も様々です。ただし、患者様によって湿疹が出る場所にはパターンがあり、発症する状況も共通していることが多くなっています。
当院では、なぜそこに湿疹が出るのかといったメカニズムに関してもわかりやすく説明し、適切な予防および治療をご提案しています。お気軽にご相談ください。

湿疹の種類

湿疹を起こす疾患として、いくつか代表的なものがあります。下記、代表的な湿疹を起こす疾患を示します。ご確認ください。

など

湿疹の治療

外用薬

過剰な免疫反応を抑えて炎症を緩和させるステロイド外用薬と、皮膚のバリア機能を正常に導く保湿剤による治療が中心になります。外用薬は塗るタイミングや量といった塗り方がとても重要です。また、保湿剤による皮膚の適切な保護は症状の緩和に加え、再発の予防にも不可欠です。当院では、患者様の状態などにきめ細かく合わせた使用方法の説明やアドバイスを行っています。

内服薬

湿疹の治療として、漢方薬の服用が挙げられます。漢方薬には、本来持っている抵抗力や自然治癒力を高めることで治療や予防に役立てるという考え方があります。効果が出るまでに時間がかかることもありますが、保湿剤やステロイド外用薬と言った西洋医学的な治療と漢方薬処方をうまく併用することで高い治療効果が期待できます。体質などに合わせて処方していますので、ご相談ください。

生活指導

習慣的に軽い運動をすることで血流やリンパの流れが改善して代謝が上がり、皮膚のバリア機能向上が期待できます。簡単なエクササイズやストレッチ、少し早足の散歩、呼吸法の改善などに加え、日常生活の動作や身体の使い方といった取り入れやすいご提案をしています。

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